昨今では女性の社会進出がめざましく、多くの女性が社会で活躍しています。
平成27年現在、働いている人全体の中で女性の割合は43.9%にものぼります。
今回は女性の比率が多い職業、女性の比率が少ない職業をピックアップし、ランキング形式で一覧にしてみました。
※平成27年度総務省統計局による国勢調査をもとに算出しております。
1位 保健師、歯科衛生士 女性:99% 男性:1%
2位 保育師 女性:97% 男性:3%
3位 栄養師、家政婦 女性:96.8% 男性:3.2%
5位 幼稚園教員、エステなど美容従事者 女性:94% 男性:6%
7位 看護師 女性:93.7% 男性:6.3%
8位 看護助手 女性:92.7% 男性:7.3%
9位 音楽の個人教師(音楽塾の先生や家庭教師) 女性:88.4% 男性:11.6%
10位 視能訓練士・言語聴覚士 女性:87.8% 男性:12.2%
11位 図書館司書・学芸員 女性:82.2% 男性:17.8%
12位 飲食物給仕等 女性:80% 男性:20% ※ウェイター、ウェイトレスなど
13位 俳優や演出などの個人教師 女性:78.1% 男性:22.9%
14位 介護サービス 女性:77% 男性:23%
15位 会計事務(経理など) 女性:76% 男性:24%
16位 美容師 女性:74.3% 男性:25.7%
17位 広告宣伝員 女性:66.9% 男性:33.1%
18位 薬剤師 女性:65.6% 男性:34.4%
19位 特別支援学校教員 女性:61.7% 男性:38.3%
20位 小学校教員 女性:61.5% 男性:38.5%
21位 一般事務 女性:60.8% 男性:39.2%
22位 旅行・観光案内人 女性:59.4% 男性:40.6%
23位 調理人 女性:58.9% 男性:41.1%
24位 清掃員 女性:57.3% 男性:42.7%
ざっと見てみると女性ならではの細やかな気配りが役立つ職業が並んでいます。
また、世の中で最も人員が多い職業である事務は6割が女性です。
次は比率ではなく、女性の人数だけを見てみましょう。
1位 一般事務 4,796,300人(ダントツで事務が多い)
2位 販売従事者 3,303,500人(レジ、販売員等)
3位 生産工程従事者 2,245,200人(現場作業や工場勤め)
4位 会計事務 1,236,900人
5位 看護師 1,199,100人
6位 調理人 1,103,300人
7位 介護職員 947,300人
8位 農業従事者 803,600人
9位 飲食物給仕等 765,600人(ウェイトレスなど)
10位 清掃従事者 620,200人
11位 保育士 547,500人
12位 営業 490,400人
ダントツで一般事務が多い様子。
事務職はそこそこマニュアル化されているので、誰にでもできてそれほどハードでないのが特長。しいて言えば難しいのは人間関係でしょうか(特に女性同士の人間関係)。
ただ、最近は事務職が供給過多となり、競争率が3.6倍。
現在、人工知能が導入されつつあるので、これからの時代はまだ事務職は減っていく可能性があります。
事務の他にも何らかの技能を身に付けておくとよいかと思います。
人に接するのが得意な人や何らかの技術を身に付けている人はそうそうあぶれることはないかと思います。
女性ならではのきめ細かさが生かせるとよいですね!
ガッツリ体力のある人は男性の中に混じって働くのもよいかと思います。
1位 電気工事技術者 男性:98% 女性:2%
2位 建設・土木作業従事者 男性:97.9% 女性:2.1%
※とび職や大工など
3位 消防員 男性:97.5% 女性:2.5%
4位 輸送・機械運転 男性:97.1% 女性:2.9%
5位 土木・測量技術者 男性:96.7% 女性:3.3%
6位 電気通信技術者、金属技術者 男性:96% 女性:4%
8位 警備員、機械技術者、輸送機器技術者 男性:95%~ 女性:~5%
11位 林業従事者 男性:93.7% 女性:6.2%
12位 自衛官、スポーツ選手 男性:92.3% 女性:7.7%
14位 警察官・海上保安官 男性:91.6% 女性:8.4%
15位 建築技術者、卸売店店長 男性:90%~ 女性:~10%
17位 看守、その他の司法警察職員 男性:89.4% 女性:10.6%
19位 システムコンサルタント・設計者 男性:87.6% 女性:12.4%
20位 税理士 男性:87.1% 女性:12.9%
21位 情報処理・通信技術者、化学技術者 男性:86.4% 女性:13.6%
23位 公認会計士 男性:86% 女性:14%
24位 ソフトウェア技術者 男性:85.8% 女性:14.2%
25位 裁判官・検察官・弁護士 男性:84.8% 女性:15.2%
26位 弁理士・司法書士 男性:84.1% 女性:15.9%
27位 歯科技工士、通信機器操作従事者 男性:83.3%~ 女性:~16.7%
29位 会社役員、営業 男性:83%~ 女性:~17%
30位 管理的公務員 男性:82.6% 女性:17.4% ※知事や市長など
31位 医師 男性:79.7% 女性:20.3%
32位 農林水産・食品技術者、バーテンダー 男性:79.5% 女性:20.5%
34位 診療放射線技師 男性:78.6% 女性:21.4%
35位 漁業従事者 男性:78.2% 女性:21.8%
36位 歯科医師、研究者 男性:77.6% 女性:22.4%
38位 社会保険労務士 男性:75% 女性:25%
39位 ビルやマンションの管理人 男性:74.2% 女性:25.8%
40位 獣医師 男性:73.4% 女性:26.6%
41位 小売店店長、マッサージ師、旅館主・支配人 男性:71.5% 女性:28.5%
44位 生産工程従事者 男性:71% 女性:29% ※現場作業員、工場勤めなど
45位 写真家・映像撮影者、大学教員 男性:70.6% 女性:29.4%
47位 運搬従事者 男性:69.4% 女性:30.6%
48位 高等学校教員 男性:65.3% 女性:34.7%
49位 舞踏家・俳優・演芸家 男性:65.1% 女性:34.9%
50位 運輸、郵送事務従事者 男性:63.5% 女性:36.5%
52位 記者、編集者 男性:63.2% 女性:36.8%
54位 農業従事者 男性:60.9% 女性:39.1%
女性の社会進出が進んでいるとはいえ、男性比率が高い職業がこんなにあります。
半分以上が男性の職業を入れるともっと増えます。
やはり体力のいる仕事や腕力のいる仕事がズラリと並んでいますね。
警察や警備員、消防士など安全を守る仕事は、やはり男性がほとんどに近いようです。
現場作業や工場勤めも男性が7割を占めているようですね。
タクシードライバーやトラック運転手などの自動車運転事業者は97%が男性。
女性のトラックドライバーはとても稀な存在なようです。
なお、根気も体力もいる営業の8割は男性。
女性の営業が増えて来たと言えども、まだまだ男性が圧倒的に多い様子。
また、上記の表から、システムエンジニアは男性が87%を占めているのが分かります。
統計で見れば、女性のシステムエンジニアは約13%くらい。
プログラマなど職種をもっと細かく分ければ違ってくるのかもしれませんが、上記の統計では10人に2人も女性はいないようです。
男性比率が高く、女性が少ない職種は実は女性にとってチャンスでもあります。
例えば、女性のエンジニアは希少価値がありますし、採用側も男女比を考慮に入れるため、技術があれば女性は採用されやすいようです。
ただシステムエンジニア自体人材不足なので、企業側としては技術のある人が来てくれればどちらでも嬉しいのではないでしょうか。
なお、男性比率が高い職場に女性が入ると、何かと助けてもらえる、モテるなどの報告も時々目にします。(逆に女性が多い職場に男性が入ると難しいようですが)
とはいえ、仕事の事なので、モテたいからという理由で職業を選ぶ人はいないでしょうね。
次は、比率ではなく、男性の人数だけを見てみましょう。
1位 生産工程従事者 5,532,500人 ※現場作業員、工場勤めなど
2位 販売従事者 4,102,100人 ※店頭販売等
3位 一般事務 3,097,000人
4位 営業 2,415,400人
5位 自動車運転従事者 1,449,100人 ※タクシーなど
6位 農業従事者 1,249,600人
7位 会社役員 938,000人
8位 IT技術者 908,000人
9位 調理人 768,300人
10位 配達員 519,200人
11位 電気工事従事者 511,500人
12位 土木従事者 502,000人
女性同様にベスト3に生産工程従事者、販売従事者、一般事務が入っています。
現場作業や工場勤め、販売員が上位を占めているようです。
一般事務は女性の仕事とよく言われますが、比率を無視して人数だけ見ると男性も結構いらっしゃいます。