30代世帯の貯蓄分布と偏差値(2人以上世帯)

統計

30代の貯蓄分布と偏差値(2人以上世帯)

30代の方の貯蓄分布と偏差値です。
30代前半(30~34歳)と30代後半(35~39歳)とに分けております。

※偏差値とは自分が上位から何%くらいにいるのかの目安となるものです。

※偏差値は貯蓄から負債(借金等)を差し引いた純貯蓄額で表示しております。
※総務省統計局による2023年平均結果のデータを参照しております。
※2人以上世帯のデータです。世帯全員(主に夫婦)合わせた純貯蓄額です。
1人暮らしのデータはこちらです。

※この年代の年収別貯金額(平均と中央値)は金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」を参照しております。



30代前半世帯の貯蓄分布と偏差値(負債込み)

負債込みの貯蓄額の分布(30代前半)
30代前半

67.8~ 2,000万円以上
(上位4.0%以内)

66.3~ 1,500~2,000万円 (上位5.9%以内)

63.0~ 1,000~1,500万円
(上位10.5%以内)

60.2~ 700~1,000万円(上位14.5%以内)

58.4~ 500~700万円(上位19.2%以内)

56.3~ 300~500万円(上位26.9%以内)

53.1~ 100~300万円(上から36.3%以内)※2番目に多い

51.5~ 0~100万円(上から44.5%以内)

50.4~ -300~0万円(上から48.2%以内)

49.7~ -700~-300万円(上から50.3%以内)

49未満  -700万以下(上から100%)※1番多い

この時期にマイホームを購入する世帯が多いせいか、マイナス側の方が半分近くを占めています。
負債込みの純貯蓄額の中央値は-695万円くらいと推定

負債抜きの平均貯蓄額は746万円、負債抜きの中央値は459万円。
3年前のデータより平均は100万円以上増えていますが、中央値はさほど変わりなしです。

負債抜きのデータを見てみると、30代前半で3,000万円以上の資金がある世帯は1.7%でした。
2,000~3,000万円の資金がある世帯は約2.0%くらいでした。



30代後半世帯の貯蓄分布と偏差値(負債込み)

負債込みの貯蓄額の分布(30代後半)
30代後半貯金

66.0~ 2,000万円以上
(上位5.7%以内)

63.6~ 1,500~2,000万円
(上位8.1%以内)

61.4~ 1,000~1,500万円
(上位12.5%以内)

59.5~ 700~1,000万円(上位16.1%以内)

58.4~ 500~700万円(上位18.7%以内)

57.0~ 300~500万円 (上位24.2%以内)

55.1~ 100~300万円(上から29.8%以内)

53.2~ 0~100万円(上から38.9%以内)※2番目に多い

51.5~ -300~0万円(上から43.0%以内)

51.0~ -700~-300万円(上から46.0%以内)

51未満  -700万以下(上から100%)※ここが過半数を占めます。

-700万円以下が実に半分以上です。

この年代は半分以上がマイナス側。半数以上が負債持ちのようです。
結婚してしばらくお金を貯めてマイホームを購入する人がいたり、ローンを返済中の方もおられそうです。負債込みの純貯蓄額の中央値は-500万円くらいと推定
マイナスを割り込むカタチとなりました。

負債抜きの平均貯蓄額は964万円、負債抜きの中央値は643万円。
3年前のデータと比べると平均値・中央値ともに増えています。

負債抜きのデータを見てみると、30代後半で3,000万円以上の資金をお持ちの方は2.9%でした。


30代の年収別貯蓄額

年収300万円未満→平均:139万円 中央値:1万円

年収300~500万円未満→平均:304万円 中央値:100万円

年収500~750万円未満→平均:556万円 中央値:200万円

年収750~1,000万円未満→平均:804万円 中央値:400万円

年収1,000~1,200万円未満→平均:1,979万円 中央値:800万円

年収1,200万円以上→平均:2,387万円 中央値:1,200万円


30代の貯蓄 まとめ

この年代は、住宅ローンの支払いを開始する方が多いので、貯蓄から負債(借入金)を差し引いたらマイナスになる方が半数以上いらっしゃいます。


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